野球肩の原因と対策
こんにちは!
江戸川区の葛西にある整骨院鍼灸院ひかり
院長の関口です。
野球は大人にも子供にも人気なスポーツです。今年もヤクルトスワローズの山田選手がトリプルスリーを達成したみたいです。すごいですね!
今回は野球のケガ、特に多い野球肩についてお話していきます。
野球肩ってどうしてなるの?
野球肩の原因は大きく分けて
- 使いずぎ
- ケガ
の2つに分けられます。
使いずぎによる野球肩
毎日多くの回数ボールを投げていると、いつの間にか痛くなってきたという場合です。特に投げる回数の多いピッチャーやキャッチャーには注意が必要です。
野球肩の原因で一番多いのがこの使いすぎ(オーバーユース)になります。
ケガによる野球肩
ボールを投げた瞬間、肩に激痛が走って投げれなくなってしまったという場合です。例えば、ピッチャーが投球をした瞬間”バキッ”と大きな音がして投げられなくなったという感じです。
ケガとしては、
関節唇損傷(かんせつしんそんしょう)、腱板損傷(けんばんそんしょう)、靭帯損傷(じんたいそんしょう)、骨折などがあります。
野球肩ってどんな状態?
野球肩は、肩の関節や肩周辺の筋肉などに炎症をおこしてしまうスポーツ外傷です。ほとんどの場合、関節よりの周辺の筋肉であるインナーマッスル「回旋筋腱板(ローテーターカフ)」に炎症を起こすことが多いです。
回旋筋腱板(ローテーターカフ)とは?
回旋筋腱板(ローテーターカフ)は、棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の4つの筋肉で構成されています。これは上腕骨の回旋運動や肩の関節を補強しています。
この中でも特に棘上筋が最も損傷を起こしやすい傾向にあります。
棘上筋は肩関節の外転運動行う筋肉でボールを投げる際に過度に使われる筋肉でもあります。繰り返し投げるとこの棘上筋に疲労を起こし炎症を発症しやすくなるのです。
こんな症状は注意が必要
- 投げる瞬間が痛い
- 練習後に痛くなる
- 野球をすると痛いけどそれ以外は痛くない
- 初めは痛いけど徐々に痛みがなくなる
- 手をあげたりすると痛い
- 投げた次の日が痛い
- 着替えの時に痛みがでる
- 痛い日と痛くない日がある
1つでも当てはまる場合は注意が必要です。手遅れになる前に治療をしましょう。
野球肩にならない為の対策
肩に痛みが出ないようにするには日頃から気をつける点がいくつかあります。
- 正しいフォームで投げること
- 投げすぎなど肩を酷使しないこと
- 投げる動作のストレスに負けない丈夫な肩を作ること
- 少しでも違和感を感じたら無理をして投げないこと
- 投げるとき力を入れすぎないこと
この5つを守ることで野球肩も未然に防ぐことができます。
整骨院鍼灸院ひかりでは野球肩の治療も行っております。詳しく検査をし肩に痛みを出している原因を突き止め根本から改善を目指します。また、肩だけでなく、骨盤や背骨、内臓の状態を整えることで痛みだけでなく肩の動きを良くし今まで以上のパフォーマンスを出すことが可能になります。
最後に
野球肩で有能な選手の多くが選手を断念することを多くみてきました。痛みを我慢して投げることが、選手生命を短くしてしまいます。違和感がでたらしっかり体を休める、痛みがでたら必ず治療をする!これが長く野球を続けるためには必要です。
当院は、スポーツ外傷専門の治療院でもあります。無理をせずに一度ご相談ください。
あなたの「ひかり」輝く夢・希望を応援します!